シャドゥイングについて

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リピーティングとシャドゥイング

 英文を聞いたものを発音して話すことによる効果的な練習法にに、リピーティングとシャドゥイングがあります。

 リピーティング(repeating)とは、読まれた英文の1文を聞き終わってから、同じように再現する方法で、初心者にはとっつきやすい方法です。

 例文で示すと下のような感じです。


  → (音声) Since I am interested in ordering merchandise with you, I am writing you today to request a copy
     of your most recent catalog.
 (学習者)Since I am interested in ordering merchandise with you, I am writing
     you today to request a copy of your most recent catalog.




 そしてシャドゥイング(shadowing)とは、文字通り、影のように流れる音声に従って声を出してついていって話す方法です。

 聞いてから、同じように再現するもので、実際に2、3語ほど遅れながらついていくようになります。

 やり方のイメージとしては、下のようになります


  → 
(音声) Since I am interested in ordering merchandise with you, I am writing you today to request a
  → 
(学習者)     Since I am interested in ordering merchandise with you, I am writing you today to

    
(音声) copy of your most recent catalog.
    
(学習者) request a copy of your most recent catalog.


 コツとしては、できるだけ、話の強弱から発音までものまねをするように再現することです。

 しかし、英語初級者や中級者はいきなり聞いたナチュラルスピードの英語をすぐに再現することはかなり難しいと思います。

 そこで、まず、聞く内容をまず英文で見て意味を理解した後に何回か聞いてわかるようになった後にシャドゥイングに挑戦するのが良いと思います。

 そして、気をつけなければならないのは、一緒に意味を考えながらシャドゥイングをするということです。
英文を読んで話すだけでも効果があるようですが、意味を考えながら話すことでさらに効果は倍増します。



 このシャドゥイングについては、基本的に英文の音声のある教材であれば何でもできますが、初心者が勉強しやすい教材として、『確実に英語力が上がるシャドーイング&ディクテーション』 があります。
CD付きでディクテーションの問題形式となっていますが、シャドゥイングできるだけのポーズがとってあります。

問題は穴埋め形式で、日本人が聞き取りにくい[t], [l]など、15項目に分けて練習をします。
上級者の方は、問題文を見ずに全文をディクテーションしていくと効果があるそうです。




シャドゥイングの効果について

 シャドゥイングの効果としては、実際に音声と同じように話すことでスピーキング力がつくのはもちろんですが、それだけにとどまりません。

 正確な英語の発音を身に付けることによって、聞き取りもできやすくなるためヒヤリング力もつきますし、内容を考えながら話す作業を繰り返すことによって、英語を英語の語順で理解する力もつくことになり、英文読解などリーディング力も付くことになります。

 また、発声を繰り返していくうちに、自然と英語の構造も理解できるようになり、構文、文法力も付きます。

 すなわち、総合的な英語力がこのシャドゥイングによって得られることが期待できます。

 実際に、WEBや書籍などで調べてみても、TOEICで950以上とれる人や、英検1級の人など、英語のプロと呼ばれる人たちは、ほとんどこの練習を取り入れており、繰り返すことによって力をつけてきたようです。



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